原産地表示の政令で米粉が対象外!?

09年11月7日 | とし子からの手紙 | コメント1通

輸入食品に不安をお持ちの人は多いと思う。

原産地表示は消費者にとって選択の大切な仕組みだ。このたび、原産地表示の新しい政令で対象が拡大される・・・と聞く。しかし、その対象から「米粉」が外れているのが納得できない。自給率をあげるのなら国産米粉でないといけないわけで、外国産米粉がはばを聞かせたのでは意味がない。

義務でもないミニマムアクセス米の輸入をやめよ!!という声が強いなかで、それをしようとしない政府である。自由貿易協定は農業を壊滅させる・・・といわれているが、民主党政権はその促進の方向だ。

今回の政令もその流れの中か・・・と思うと断じて認められない!といわなければならない。

輸入自由化で大打撃を受けたみかん農家の「娘」として、その惨状をみてきた私のこだわりである。

トヨタ自動車の剰余金11,3兆円!!

09年11月6日 | とし子からの手紙 |

不況だといって、トヨタは期間従業員を9000人から1200人に削減。ところが、「エコカー」の増産のために・・・と契約期間を示さず1600人期間従業員を募集中だ。人を人とも思わぬ「使い捨て労働」を日本を代表する企業が行ってはばからない。企業の品格が問われている。

さて、そのトヨタの9月末の利益剰余金が11兆3658億円で3月末と同じだという・・・。9000人の雇用確保のために正社員(年収500万円)で雇ったとして年450億円、利益剰余金の0,4%だ。

一方で、株配当は1株あたり20円を確保したというが、労働者を切りながらあげた利益で株主には奉仕する・・・という企業としてのあり方に日本のゆがみを感じる。儲け主義だけでは社会的責任は果たせない。株で儲けた利益には税金の税率も甘い。10%の税率だ。お金持ちにはお金が集まるように仕組んである。

こういう大企業やりたい放題と金持ち優遇を正せたら、この国も少しやさしい国になる。

公立保育園の正規保育士60%、福祉事務所ケースワーカー14人不足、保健師は24人不足・・・これで福祉都市か!?

09年11月5日 | とし子からの手紙 |

dscn0687.JPG毎日、決算委員会である。

保健福祉局の審議をした。気になっている執行体制のこと・・・。

保育士の配置では、公立保育園での正規職員は60%・・・。毎年1%づつひりつが下がっているので、「これは方針か?」と質問した。答弁は「そんなことはない」と・・。ならば、なぜ正規職員比率が減るのか。

保育士は女性が多い。産休と育休での職員が、約50人というから実質は53%の正規職員比率であり、あとを臨時職員(週40時間の人が25%)でとパート(29時間の人が25%)で補う。約半分しか正規職員のいない現場を想像してみると、めまぐるしく人が入れかわり、正規職員に遅出や早出などルチン業務が集中し、勤務表をつくるにも一苦労で綱渡り状態・・・疲労困憊の情景が思い浮かぶ。

こんな中で、こどもに責任を持とうとすると「燃え尽き症候群」になるのではないか・・・。事実、30代で退職する保育士は多い。

保健師も政令市で、10万人に16人の配置がいわれているのに、現在88人(公衆衛生部門)。24人不足だ。これで、精神?母子、予防までの仕事ができるか・・・。デスクワークに追われ、訪問は市民ボランティアに頼らざるをえない・・・という不十分な体制が思い浮かぶ。これでいいはずがない!交付税措置されているのならきちんと配置するべきだ。

福祉事務所ケースワーカーはこの3年8人不足、最近では14人不足と深刻になるばかり・・・。困難を抱えた市民に疲労困憊した職員が対応する現場では、「人権侵害」が、起こりかねない・・・。いのちにかかわる出来事が起こりかねない・・・との指摘が委員会でも相次いだ。

審査の中で、明らかになった「行革」の姿は、決して「健康・福祉都市」だとはいえない。福祉の質は人が決める。その人の数を減らしていては、とりかえしのつかないことになる。

現場の職員の奮闘と努力に拍手を贈りつつ、その改善のために共に努力することを約束したい。

立花一也先生のご冥福を祈ります

09年11月4日 | とし子からの手紙 |

dscn0686.JPG11月1日に立花一也先生がなくなられた。朝日高校の教員をしておられ、岡山県高校教職員組合の委員長をされ、その後県会議員を12年された。病気のため引退をされてていたが、83歳でなくなった。民医連の事務局もしておられた経歴がある。ご縁があった・・・。

暖かい人柄は人懐っこい笑顔とともに、心に残っている。顔をみると、「いつもよくがんばっているね」と声をかけてくださった。その言葉がどんなにうれしかったことか・・・!

「沈まぬ太陽」が上映されているが、わたしの周りには「信念を貫き、自分や仲間を裏切らないで生き抜いた先輩たち」が大勢おられる。私も先輩たちの生き方に学びたい・・・!

立花先生、安らかにお眠りください。

ファックスが受診できず・・・

09年11月4日 | とし子からの手紙 |

dscn0685.JPG今、都合によりファックスが受診できない。毎日何枚ものファックスがはいる我が家なのだが、読めない・・・。

本日改修予定である。さて、どんな連絡が「溜まって」いるのか・・・と。

この数日の連絡は要注意!!です。手違いがあればごめんなさい。

大判焼きの思い出

09年11月3日 | とし子からの手紙 |

dscn0679.JPG大判焼きは私の大好物だ。

こどもの頃、母が参観日の日には必ずかって帰ってくれた。我が家は、愛媛のみかん農家で、家があるのは山の上・・・。店もない山間地で、当時のおやつは素朴なものだったから、大判焼きはおおご馳走だった。参観日は忙しくても必ず来てくれた母だった。

参観日でなにを言われようとも、帰りに必ず買って帰ってくれる大判焼きを、ワクワクしながら待っていたこどものころの記憶が忘れられない。

暖かく、おいしい思い出である。

介護ウェーブ(二宮厚美教授)、教育講演会(尾木直樹教授)へ

09年11月2日 | とし子からの手紙 |

dscn0688.JPG10月31日は、介護ウェーブと県社保協総会。二宮厚美教授(神戸大学)が、「鳩山政権と社会保障」のテーマで講演。

これからの10ヶ月間、鳩山政権をしっかり活用して国民の暮らしを守るしくみを運動の力でつくろう!今の政権は、「利用可能」な政権だ。でも、国民に見える「上半身」と国民に見えない「下半身」を持つ民主党は、いつかそのねじれに苦しむ時が来る。国民は、運動の力でコントロールし、道を導き、軌道修正しなければならない。「民主党は、かつては巨人の2軍だった。それが、政策を書き換えて別の球団を作った。だから、一軍になれた。しかし、それは同じ関東のチームであって、阪神ではない・・・・」との「独特」のたとえは、まさに二宮流である。しかし、的確な情勢認識で、今やるべきことを確信する元気のでる講演会だった。

もうひとつ、「インターネット時代とこどもたち」をテーマにした尾木直樹教授(法政大学)の講演会も盛況だった。dscn0694.JPG

私は会場の「花」を担当。はじめてお会いした尾木先生はイメージが違っていた。教育評論家・・・という固いイメージではない。語り口調が「漫談」のごとく軽妙である。

ネット社会で、携帯を誰もが手にする時代・・・、でも「その意味」を解かっていないのに世界と繋がり「命の危険」すらある。責任をもてないならもってはいけない・・・との指摘にうなずく。

「生きずらい社会」がインターネット依存症を生み出している・・・。ありのままを受け止めてもらえ、会話のある楽しい社会や家庭があれば「依存症」にはならない。教育を大切にする日本を!!とこの国の世界には通用しない「異常」の中身を告発された。

新しい出会いに感謝である。