疑問・・・鳩山内閣の事業仕分け

09年11月14日 | とし子からの手紙 |

来年度予算編成が遅れている。政府は「事業仕分け」の最中だ。岡山市ではおなじみの「事業仕分け」だが、市のやり方よりも実に荒い・・・。一項目1時間で、なんと診療報酬のあり方まで結論を出す。一時間ほどで方向のでるものではない。ともかく無駄は削っていいけれど、削るだけの「事業仕分け」は弊害が必ずでる。

注目の富裕層や軍事費への切り込みはほとんどされてない。軍事費の思いやり予算は、基地に働く従業員の労務費にちょっと手をつけただけ・・・だ。

鳩山内閣には無駄の範囲にすら聖域がある・・・といわざるを得ない。期待はずれである。

保育園の最低基準を地方に移す・・・という方向もおかしい。いまでも7畳に6人のこどもと1人の保育士というひどい基準である。それを地方の裁量にまかせたらどんなことが起こるか・・・。東京では、庭のない、高層ビルにこどもをおしこめて「預かる」保育園がでて、質が落ちることはまちがいない。

岡山出身の津村啓介衆議院議員は政務官として厚労省の山井政務次官に地方への「移管」を求めた。山井氏(官僚)は、「それは質の低下につながる」と抵抗している・・と報じられた。

津村さん、あなたのほうがおかしいです!!と申し上げたい。保育現場の実態を知ったら、いえない事ではないか。

おかしいことは誰が言ってもおかしい、正しいことはたとえ官僚がいっても正しい。事実からものを見るぶれない見方でしっかりと政策は議論してほしい。

後期医療制度 即時廃止なぜ拒む  小池議員が批判(09.11.9)

09年11月13日 | 音声・動画 | コメント1通

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横浜市職員の政策力

09年11月12日 | とし子からの手紙 |

10日、11日は委員会視察。世田谷区の発達障害支援センターと横浜市のこども青少年局の自立支援の取り組みを調査。いずれも最先端の単独事業である。説明をする職員が的確で解かりやすい説明をして、政策力の高さを感じさせてくれた。こういう視察は有意義で、岡山市の参考になる。

岡山市も発達障害支援センターをつくろうとしている。生涯を通しての支援ができる仕組みをつくろう。

それにしても横浜市の担当係長は、実態調査をもとに、「国は後からついてくる・・・」とばかりに事例を通じて政策を組み立てている。事例検討を柱に施策をつくっているのは世田谷区もおなじである。

現場主義、当事者主義を貫く政策の作り方は、全国初であろうがなかろうが間違いを起こさない。

「20歳から34歳までの若者の生活不安はこの数年で10%から50%に急増した。自己責任で終わらすことはできない。社会が解決に取り組む問題であると考える。・・・」と説明し、私たちの質問に「そうなんです。大事な指摘です」と応じる担当係長のいきいきとした様子が心に残った。

事業が、専門性の高い福祉法人やNPO法人に委託されていた。これからの公務員の資質のひとつに、NPO法人などとも協働して取り組むためのコーディネート力が求められる時代だと思う。

緩和ケア医療体制の充実を!

09年11月10日 | とし子からの手紙 |

8日に緩和ケアの講座に参加した。その名も「野の花プロジェクト」。オレンジバルーンといわれてもオレンジリボンプロジェクトほどに浸透していない。平成18年にがん対策基本法が成立しており、岡山県もがん対策基本計画をつくっているが、これが立ち遅れている。岡大医学部のある岡山県でなぜ・・・と驚いた。高知は緩和ケアベットが岡山県の2倍である。dscn0703.JPG

それでも相談支援センターが県下に7箇所あるとのことで、私は当面している具体的な問題の相談をしてみた。

緩和ケア医療を実施している医療機関、24時間対応の往診をしてくれる医療機関の存在がわからない。緩和ケア病棟は3医療機関しかない。空いているとはかぎらず、個室料金は高い。トイレのついてない「個室」は無料という病院もあるようだが、それは使い辛いだろう・・・。

済生会病院の緩和ケア病棟は個室料金が、一番安いものでも一日8000円とのこと・・・。いくら最後だからとはいえ手の届かない人も多いのではないか・・・。

死ぬ直前まで命に差別をつける日本の医療の仕組みに改めて疑問を感じる。いのちの価値は平等である。

もちろん民医連の病院は個室料金を取らない。その理念の高さに拍手を贈りたい。

岡大医学部のある岡山県で緩和医療体制が遅れているのはいただけない。一般病院をひとつも持っていない県なのだから、体制整備にくらい真剣な努力を求めたい。

基地は要らない!!沖縄の県民集会に2万人

09年11月9日 | とし子からの手紙 |

dscn0698.JPG今日は新聞の休刊日。11月8日は、東京でも沖縄でも大きな集会があった。しかし、報道されないので、ラジオやテレビの報道に注目している。

朝聴いているABCラジオで、「沖縄の県民集会に2万人」といっていた。「基地は要らない!!」の声が大きく上がった。基地のない沖縄、日本が住民の願いだ。

民主党政権は、古い枠組みから抜け出す外交ができるのか・・・目が離せない。対等な日米関係というのなら、軍事同盟から抜け出して、憲法9条を生かした平和外交に切り替えるのは、「今」である。

翔け操南!!ふれあい祭り

09年11月8日 | とし子からの手紙 |

8日、操南学区が毎年実行委員会をつくり、取り組んでいる祭りが10回を迎えた。dscn0701.JPG

地域あげての手作りの活性化事業で、盛況だ。地域の事業所は、病院や運送会社までブースをつくる。クレーンに乗れるコーナーがある「まつり」は特徴だ。

dscn0700.JPG地域のお宝認定は、「100歳万歳」「95歳到達者」に表彰状がでる。今年は8人で、2人の本人が参加されていた。お元気で長生きしていただきたい。とても暖かいイベントで、操南ならでは・・・である。近藤和子さん(元近藤県議の義母)も95歳になられ表彰。おめでとうございます。

孫を連れた人が多く、にぎやかで、楽しんでおられる様子に笑顔になる。

こういう地域力が必要な時代である。医療生協と東中央病院もテントを設けて、健康チェックをしていた。dscn0702.JPG

ソワニエ看護学校の戴帽式

09年11月8日 | とし子からの手紙 |

dscn0697.JPG看護学校の戴帽式へ参加した。看護師なら誰もが戴帽式を経験する。看護の道を歩く決意をする大切なセレモニーである。dscn0699.JPG

看護師とは、人と人とのかかわりを通して健康レベルを向上させるために働く専門職である。信頼関係が基本になければならない。私は、かつて「思いが通い合うことから信頼関係が生まれる」という論文を書いたことがある。「聴く」ことの大切さを書いた。「聴く」ことはむずかしい。しかし、それができることが専門職である。接遇は技術だ。

さて、その覚悟をこめた「誓いの言葉」をきいて、感動した。仲間とともに学び、愛情あふれる看護師になることを誓います・・・との言葉や「一人は皆のために、皆は一人のために」の結びに思いがこもっていた。人間は一人では生きられない・・ことを知ったことだけでも大きい成長だ。

入学の時とは違うキラキラとした姿は、その成長を物語っていた。

おめでとう!!