希望は連鎖する?悲しみや不安によりそって?

08年02月10日 | とし子からの手紙 |

img_0019.JPGタイトルのテ―マの講演会に行った。伊藤悠子さん(看護師)が大阪から来岡。森田ゆりさんらと共に、児童虐待などにとりくんできた実践家。私も看護師として役に立つことができるかも…と伊藤さんに会えることが楽しみだった。そして、お会いできてよかったなと思う。

 児童虐待をしている親の抱える悲しみ、痛みなどへよりそうことの大切な視点をあらためて考えた。親自身が、虐待で傷ついた経験をもっていたり、子育てに自信が持てなかったり、なんだか生きにくいなあと思っていたり…。せめることでは解決にならない現実がある。

 子育て中の親たちに、「しんどくない?」「無理してない?」「がんばってるね」「いいよ、大丈夫だよ」と見守っているという言葉をかけよう。そして、「1人で悩まないでね」と…伝えたい。1人ぼっちはつらい。どこにいてもいろんな人とつながることができるしくみをつくりたい。

 「虐待は連錯する」とマスコミでもいわれるが、事実はちがう。連鎖は断ちきれるものだ。このことに希望をもちたい。

 さて、大阪府の橋下知事は、「子どもの笑顔」といいつつ、私学助成を削減、ド―ンセンタ―の相談業務を中止すると表明。えらい話になっているらしい。頭を打ってないエリ―トがトップになるとどんなことになるのか、選んだ府民が監視し、声を上げなくてはならない。

モンゴルの子供たちに未来と夢を!!―ストリ―トチャイルド・支援実行委員会

08年02月8日 | とし子からの手紙 |

img_0016.JPG 第7回目のチャリティ―コンサ―トが2月17日(日)11:00?17:00、西川アイプラザで開催されます。私は第4回目から実行委員にかかわらせていただいています。

アフガ二スタン、ケ二ア、ザンビア、ミャンマ―、カンボジア、スリラン力と続き、今回はモンゴルの子どもたちを支援します。

 それぞれの国の子どもたちを支援している団体や個人戸つながり、その実状や活動を聞き、直接にチャリティ―の支援金を手渡す…という「わかりやすく」責任をもったとりくみがされてきました。私はかけだしですが、微力ながらかかわれることに感謝しています。

 今年も様々な人々、団体の参加でもり上がりそうです。ぜひ、おいで下さい。参加費は1000円。人だすけの1000円は生かした使い方ですよ。私は今年、岡山さわら連をコ―ディネ―トしました。出番は12時10分頃…。お楽しみに!!

セクハラのない岡山市を…

08年02月6日 | とし子からの手紙 |

 「公民館館長(60代男性)が嘱託職員(20代女性)にセクハラをして、PTSDに苦しむ被害者は警察に告発をしていることが発覚した」と報道された。加害者とされる男性は、その事実を認めず、「証明できるなら証明してみろ」といっているとか…。

 驚いた。生涯教育施設の館長であり、人権啓発の拠点施設である公民館の責任者の「セクハラ」という人権問題への意識の水準が問われているのではないか。

 通常、性暴カであるセクハラ、DVなどの被害者は声を上げれないことが多い。だから、男女雇用機会均等法やDV防止法を作り、その人権を守るためのしくみをつくってきた。

 平成11年、岡山市は通達を出している。その文章には、

 「勇気を出して告発しよう。あなたの勇気がセクハラをなくすカになる…」という意味のことが書いてある。女性職員が何もないのにPTSDという重大な心の傷を負うはずがない。PTSDという症状に知識があるなら、被害者女性がどれほどの思いで告発に至ったのかを思うと、胸が痛む。その被害者を前に「何もやってない」というなら、「やっていない」という証明をしてほしい。PTSDで苦しむ被害者の現実を直視したいと思う。

 私は、DV被害者支援に取り組んでいる。この経験の中でも加害者が、自分を加害者だと認めた例を私は知らない。自覚できないことが、DV犯罪を繰り返す原因となっている。セクハラも同様の場合が多い。

 それを認め、自覚できる人のみが再犯率を低くできるのだ。日本は性犯罪には甘い国だ。多くの女性や子どもたちが泣き寝いりを強いられてきた。人権といのちを守るために、この現状を打破したい。

 岡山市という行政機関で起きたセクハラ問題を重要視したい。市はすでに委員会で審議中。市の条例と計画と要綱にてらして、どう解決するのか注目している。これを機にセクハラのない岡山市にしたいと心に固く決意している。

「日本共産党になんでもきいてみよう!」というざっくばらんな会をあちこちで!!

08年02月3日 | とし子からの手紙 |

 今、日本共産党が考えている日本の国づくりについて、ざっくばらんに語る会をあちこちで開いている。今日は、若い女性のFさんが「大企業天国で、アメリ力を思いやる政治を変えたら、庶民のためにできることがたくさんある!!」と紙しばい方式で話題提供。

 私は、身近な問題を取り上げて、根っこにある大企業優先政治について話した。ごみ有料化問題は大いに盛り上がる。「生産者のところでもっと対応を!」という声があがった。メ―カ―責任、拡大生産者責任を法律で明記すれば、仕組みは大きく動くことを住民は気づいている。

 2月議会で有料化条例案が出される見こみだ。市民の声をしっかり届けよう!「ごみ減量化というのなら有料化の前にすべきことがある」という声を!有料化で、市民負担は約12億円といわれている。

映画「母べえ」を観て…

08年02月2日 | とし子からの手紙 |

img_0013.JPG 「母ベえ」をメルパに観に行った。戦争の時代に、「この戦争は間違っている」といったら、思想犯で投獄された。反戦の思想が罪になる時代…。治安維持法という悪法があった。学者の夫を思想犯で捕えられ、獄中死に追いやられた母と娘2人。でも、必至に生きぬかなくてはならない。大切な人々が戦争で死んでゆく悲しみが伝わった。

 どんな時代でも様々な人とのかかわり、支えの中で、働き、暮らし、子どもたちは育っていく。吉永小百合さんが美しい。普通の女性が、母として生きている凜とした美しさ…。きっと代表作の1つになるだろう。苦しい時代に、支え合いながら生きることの暖かさと、信念を曲げないで誇りを持って生きることの大切さを十分に感じるいい映画だった。

DV防止啓発パネル展とバザ―は大盛況

08年02月1日 | とし子からの手紙 |

 今日はお知らせしたDV防止パネル展とバザ―の日。全員の女性議員がかかわり、大盛況。ボランティアして下さった皆さん!本当にありがとうございました。これからもDV根絶と被害者支援のためにご一緒にとりくみましょう!!img_0017.JPG

パ―トで働きながら家計を支え、昼夜の介護をしているのに介護者慰労金の支給対象からはずれる!?

08年01月31日 | とし子からの手紙 | コメント1通

 こんな相談があった。

 母子家庭で母1人子1人。娘さんが高齢の母(介護度3以上)を介護しながらデイサ―ビスを2回/週だけ使ってがんばっている。母思いでできるだけ自分で介護をしたいために仕事はパ―ト。時に夜勤をしながら働いている。

 娘さんは始めて介護慰労金の申請をした。ところが、対象にならないといわれた…!?すぐ相談があり、制度の確認をした。

平成17年4月から、介護度3以上で昼夜介護をしている人が対象で、仕事をしている(定職がある)と対象外だということになっていた。私は不覚にもこの改悪を知らずにいた。前市長時代のことで、私は経済委員会だったので見落としていたことになる。なんてひどい!!と私は思う。

 以前は介護の必要な人(民生委員が意見)には全員に慰労金(4万円/年)が出されていた。経常経費の見直しの中で対象が削られてきた経過がある。それでも単市のこの制度をつくり、介護保険制度のもとでも残すために、日本共産党はがんばってきた。

 介護は1人で任えれるものではない。「介護したくてもできない」人の多い中、上記の人のようにがんばっている人を少しでも支えたいという制度だ。本来の趣旨に立ちかえり、この制度の運用を考えてみよう!