希望は連鎖する?悲しみや不安によりそって?

08年02月10日 | とし子からの手紙

img_0019.JPGタイトルのテ―マの講演会に行った。伊藤悠子さん(看護師)が大阪から来岡。森田ゆりさんらと共に、児童虐待などにとりくんできた実践家。私も看護師として役に立つことができるかも…と伊藤さんに会えることが楽しみだった。そして、お会いできてよかったなと思う。

 児童虐待をしている親の抱える悲しみ、痛みなどへよりそうことの大切な視点をあらためて考えた。親自身が、虐待で傷ついた経験をもっていたり、子育てに自信が持てなかったり、なんだか生きにくいなあと思っていたり…。せめることでは解決にならない現実がある。

 子育て中の親たちに、「しんどくない?」「無理してない?」「がんばってるね」「いいよ、大丈夫だよ」と見守っているという言葉をかけよう。そして、「1人で悩まないでね」と…伝えたい。1人ぼっちはつらい。どこにいてもいろんな人とつながることができるしくみをつくりたい。

 「虐待は連錯する」とマスコミでもいわれるが、事実はちがう。連鎖は断ちきれるものだ。このことに希望をもちたい。

 さて、大阪府の橋下知事は、「子どもの笑顔」といいつつ、私学助成を削減、ド―ンセンタ―の相談業務を中止すると表明。えらい話になっているらしい。頭を打ってないエリ―トがトップになるとどんなことになるのか、選んだ府民が監視し、声を上げなくてはならない。