国保制度の広域化

10年08月23日 | とし子からの手紙 |

国保制度は自治体で運営している。だから、料金は自治体ごとで違う。岡山市は県内でも料金が高いが、その原因は国の負担金が減らされてきたことと、市として「命」のために税金を使わず、保険加入者の負担でまかなってきたから・・・だ。

今の制度になってから、国負担は半分になり、加入者負担は3倍近くに増えた。

不況で所得は下がりっぱなしのところへ保険料負担が増えているのだからたまらない。負担は加入者の限界を超えている。

この状態を、国負担を増やさずに変えることはできない。国の負担率を上げよ!!と自治体は全国で声を上げるべきだ。しかるに、国の出した方針は、広域化・・・つまり県の制度にして、県全体で料金を統一しようというのだ。

なんと驚いたことに、岡山市長はこの方向を国に求めた。目先のことだけ考えて、制度のことを考えていない。後期高齢者医療制度廃止後の制度改革の装いで見えてきたこの動きはいただけない。民主党さん、国民を騙すのですか?公約違反だ。

審議会で知事会代表の秋田県知事は広域化の「県制度」に反対している。国負担率をいまの25%にしたままでは、制度存続ができないことを承知しているのではないか・・・。

国の手抜きを許さないで、いのちの予算を増やせ!という運動が全国で求められている。

「国保料引き下げ」の大運動を!

10年08月22日 | とし子からの手紙 |

岡山市社会保障協議会の総会が開かれた。この一年、命、教育、子育てや市政にかかわって様々な運動を行い、「もの申す」協議会として、行政に現場の声を届ける大切な役割を果たしている。

記念講演は、「国保値下げ運動」に取り組んだ福岡市の取り組みについてだった。行動しないでは道は開いていかない。

岡山市でも「国保値下げを!]の大運動に取り組む事が総会で確認された。目標は10万人!クリスマスイヴをめざして運動が始まる。

お金がないために保険証をもらえず、病院にかかったときは手遅れ・・・という無念な死をとげた人々の切実な思いを胸に抱えて、しっかりと取り組みたい。

政令市で3番目に高い国保料は負担の限界を超えている。「払える国保料に!」の願いは切実だ。滞納者にならずに、保険証を手にできる岡山市にしたい!!。

ひきこもり地域支援センターの開設

10年08月21日 | とし子からの手紙 |

20日、岡山市ひきこもり地域支援センターの開設記念講演会があった。

「こどもが、中学生のころからひきこもっている」・・・・身近なところで悩んでいる人はいませんか。

ひきこもりとは、学校への登校、アルバイトや仕事といった外との交流を避け、原則的に6ヶ月以上にわたって、家庭にとどまり続けている状態をいう。(厚労省の定義)

ひきこもり状態にある本人や家族の相談を受ける「センター」が開設された。太田所長が「センター」の紹介を行い、川崎医科大学 精神科学教室教授の青木 省三先生が記念講演をされた。

「こどもは親以外の人との関係で育つ。親以外の支えが必要だ。地域支援センターが本人の希望の灯りとなるように期待する」とのエールが贈られた。一人で悩まないで、相談しよう。

電話相談 毎週水曜日、金曜日(9:30~12:00、13:00~15:00)

専用電話  086-803-1326

来所相談も予約制です。

場所は、岡山市こころの健康センター(市役所の南の保健福祉会館内)。電話 803-1274

「戦争」の非人間性

10年08月18日 | とし子からの手紙 |

NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」が面白い。

今週は「戦争」の体験が描かれる。今日の場面で、もうだめか・・・と岸壁にぶら下がっているとき、日本で両親が夜中、「しげさん、死んではいけん!」「生きて帰って来い!」と叫び続けるという場面があった。軍の「なぜ生きて帰ってきた!死ぬべきだったのに・・・!」という言葉と対比されて、胸を打った。

わが子が死んでいい・・・と思う親は一人もいない。

戦争の非人間性を伝えていて、ドラマの力を感じた。

民話の会

10年08月18日 | とし子からの手紙 |

毎年、文庫と児童センターの共催で、民話の会を企画している。

民話のおじさんは、立石憲利さんである。最近、200冊目の本を出された。忙しいところをいつもお願いしている。

地域の保育園や学童保育のこどもたちが60人余も来てくれる。1時間はあっという間に過ぎた。

こどもたちの引き込まれていく顔を見ているのが大好きだ。あたまの中にお話の絵が広がり、自分がその中にいるような気分になる。終わったあと「面白かった!」といって帰るこどもたちの顔は本当に満足げだった。

立石さん、体に気をつけて、来年も来てください!

愛媛県議会の取り組んだ「がん対策推進条例」

10年08月18日 | とし子からの手紙 |

愛媛県議会が2月議会で、議員発議によるがん対策推進条例を全会一致で可決した。この経過と取り組みを詳しく調査した。患者会の動きも合わせて詳しく知ることができた。1年間をかけて、議員連盟が、ヒアリングや調査を重ね、条文もすべて作成したとのこと・・・。1期目の議員が大活躍で、超党派で取り組まれていた。経済界、マスコミ、患者団体、医療関係者、行政、議会の六位一体の取り組みができるようにつくられていた。

岡山でどういうとりくみができるか・・を具体化したい。全会一致は確かな力になる。愛媛県では、条例ができたことで、がん対策予算が2,5倍に増えた。

おれんじの会のMさんは、「今、本当に必要な対策が何かを知った上で、条例をつくる自治体が増えて欲しい。今、おぼれている人を救える施策を作る為に、力を合わせたい」と話した。私もがん経験者の一人として、しっかり取り組みたい。「物申す」患者会は岡山でも必要である。

故郷の愛媛へ

10年08月18日 | とし子からの手紙 |

2泊3日で故郷へ。孫を連れて愛媛へ帰ってきました。写真は実家からみる海にしずむ夕日です。

母にきちんと自分の病状を説明し、「お母さんより先には逝かないから、大丈夫!」と約束しました。話をきちんとしたので、「なぜあんたが癌に・・・」といっていた母も安心したようです。約束は守らなくてはいけません。暑い夏ですが、うまく乗り切りたいと思います。

孫と一緒でしたから、大騒ぎの帰郷でしたが、ミミズをつまんだり、セミを捕まえたり、だんご虫やありをじっと見たり、かめやめだかと泳いだり・・・楽しい時間でした。

家族との時間は大切です。人とのかかわりを大切にして育って欲しい・・・と願っています。