国保料も介護保険料も値上げなし!!

09年02月14日 | とし子からの手紙 |

昨年一年間、払える国保料を!と値下げの署名運動に取り組んできた。9億円を越す赤字決算のもとで値下げどころか値上げが懸念されていたが、4月の値上げを見送る判断がされた。値上げなし!!!

引き続き新しい減免制度の創設と資格証明書の発行中止を求めたい。

もうひとつ介護保険料の話。平均で40円の値上げ案が示されていたが、国の交付金額が見えてきた中で、値上げしない判断となった。10段階の新しい区分になるので、一部値下げになるのではないか。詳細は、当初予算の議論で明らかになってくる。がんばりたい。

一方、下水道料金の生活保護世帯の減免制度を廃止する方向が出されている。世帯平均一ヶ月あたり560円余の負担増・・となる。昨年実施を一年先送りしたのはなぜだったのか・・・。昨年よりも生活を取り巻く状況は悪い。生活保護世帯の生活の実態をふまえて、今一度見直しをしてほしいと考えている。

ともかくも市民が声を上げ運動を起こしていくことは、市政を動かす力になる。あきらめないで、主体者となる人を増やしたい・・・!

地産地消のまちづくり・・・フルーツパフェ

09年02月12日 | とし子からの手紙 | コメント1通

「ミスターさわら」でおなじみの赤木さんの声がNHKのラジオから聞こえてきた。

地産地消のまちづくりで岡山を活性化させたい・・と大学で食文化学を学び、フルーツ王国である岡山を生かすということでジャジー牛乳や黒豆などもコラボして「フルーツパフェのまち」を発信するという。

いつもながらのポジティブな発想に感激。

実はわたしも果物とジェラードに注目していて、「岡山はおいしい!!デザートまでおいしい!!」というようなキャッチコピーまで考えていたところだった。

米粉と果物を組み合わせた岡山ならではのデザートをつくろう。向畑さんがご提案の「桃パイ」もいい。「いちごパイ」「マスカットパイ」「ピオーネパイ」・・・パイだけでなくピザもいいのではないか・・。もちろんパンもいい。

とれとれのフルーツと市内産米粉でおいしいデザートをいっぱいつくって、すてきな「スウィーツ通り」ができたら、女性たちは必ず訪れる。ヘルシーな食べても太らないデザートができたら、鬼に金棒だ。

女性の知恵とアイデアで、岡山をげんきにしたい。フルーツパフェのまちづくりに大賛成である。

赤木さん、これからもますますお元気で!!

南田京子さんを悼む・・「おばあちゃんの煮豆大好きだったよ」

09年02月10日 | とし子からの手紙 |

南田京子さん・・・享年87歳、婦人民主クラブのメンバーで、包容力のあるすてきなひとでした。座右の銘は、「明日にむかって」。中国に生まれ、戦争を体験し、「戦争は許せない」との思いが強く、女性の社会的地位の向上のために活動をつづけておられました。

こどもは2人、孫やひ孫に恵まれ、晩年は穏やかにすごしておられました。

無宗教で行われたお通夜に参加させていただきました。参加者がひとことずつ南田さんを語る形式です。お孫さんが「おばあちゃんの煮た豆は、しわしわだったけど大好きだった・・・。ありがとう」とはなし、涙がでました。でも一方で、本当におもいをこめて、そのひとの人生を語り、しのぶ時間が家族にとっても大切だと知らされました。

自分の親がどう生きたのか、人としてあらためて見つめることができます。

孫たちから、「大好きだった」といわれる人生を生きたいと思い、なぜか心が暖かくなるのです。

尊敬する南田さんのご冥福をこころから祈ります。

朝日訴訟の会

09年02月9日 | とし子からの手紙 |

朝日茂さんをご存知ですか。「朝日訴訟」の朝日さんです。岡山の人間裁判は、今でも意義は大きい。重症の結核患者であった朝日さんは、憲法25条の生存権をめぐって国を相手取り裁判を起こしました。

1960年に一審判決が出され、勝訴。二審では敗訴し、最高裁で闘っている最中に朝日さんはなくなった。命をかけた「生存権」裁判でした。

dscn0327.JPG一審判決からまもなく50年。NPO法人朝日訴訟の会は第4回総会を開き、現在闘われている「生存権裁判」を支援することを確認しました。

憲法を暮らしに生かすことは、闘いなくしてなしえないのだ・・・と朝日さんはおしえてくれます。

2月14日は朝日さんの命日。バレンタインデーは、「人間らしく生きる」ことを考えさせてくれる日です。

長岡戦災資料館

09年02月8日 | とし子からの手紙 |

dscn0324.JPG長岡戦災資料館は、市立の施設だ。駅から歩いて5分ほどの商店街のど真ん中にある。イトーヨーカドーの駐車場に行く途中にあるので、ブラッと立ち寄るひとも多いとか・・。入ると、母子像が迎えてくれる。

市総務部庶務課が所管。庶務課の庶務文書係の3人の職員が兼務する。企画運営検討委員会(10人)と運営ボランティアが実働部隊として活動。

嘱託館長1人と臨時職員2人が常駐。年間予算は、09年度で2300万円(家賃が1200万円)を予定。年間約2万人が訪れる。

長岡戦災資料館は「吸収体験を次の時代に正しく語り継ぎ、平和意識の醸成を図るため、市民と行政が一緒に作り上げていく施設です。」

dscn0325.JPG展示の視点は、実物重視。寄せられた2000点におよぶ実物をやく500点展示。

いのちの重み、国民の暮らし、なぜ長岡市は焼かれたのか、空襲の実態などを時系列で待ちの歴史と重ねて考える機会となっている。

市民の運動と議会の超党派での市長要望が実現の力となった。

岡山市にも戦災平和資料館建設の市民の運動が始まっている。市と市民が一緒に作る施設として成功させたい。

戦災死者が2500人以上の都市は広島・長崎を含めて10市、1000?2499人の都市は18市で岡山市はここに入る。岡山市の実態は岡山市が発信しないかぎり伝えてはいけない。

体験者は年々少なくなる。今こそ資料の収集やその保存・収蔵の体制をつくる必要性がある。時間との勝負でもある・・とあらためて思っている。

立命館国際平和ミュージアム

09年02月8日 | とし子からの手紙 |

dscn0321.JPGdscn0320.JPG京都の立命館国際平和ミュージアムは立命館大学が運営している。入り口にビキニ環礁で水爆の犠牲となった久保山愛吉さんと妻のすずさんが愛したバラの苗が植えてある。入るとすぐ「ガザ攻撃」緊急展示のコーナーが目にとびこんできた。

立命館国際平和ミュージアムは世界初の「大学立の平和博物館」である。コンセプトは、「平和創造の面において大学が果たすべき社会的責任を自覚し、平和創造の主体者をはぐくむために設立した」とのこと。行政は、観光パンフに載せるとかの間接的かかわりのみで財政的補助はしていない。

年間経費早く6000万円、民間助成が2000万円と入場料1000万円(大人400百円)が収入であとは大学が持ち出しで運営している。専任は4人、学芸員1人、他6人のスタッフ。

展示は、時代を追って展示されている。特徴的な視点をいくつかあげてみる。

視点は、第一に被害だけでなく加害の視点も事実に即して展示され、「侵略戦争」や「強制連行」のことも考えさせてくれる。「悲惨」だけでなく社会のしくみとしての戦争を視点をかえて考える展示は興味深い。

第二に、日本国内でも戦争に反対した人々がいたことを知ることができる。

第三に、戦争責任について考えさせてくれる。日本の南京虐殺、アメリカの原爆投下、ソ連の強制労働など、各国の視点で考えさせてくれる。

高杉館長は、「これから・・・」を大事にしたい・・・と話した。個人だけでなく、集団として、社会としての記憶にして「語り継ぐ」ことは大切だ。さらに、これからどの方向に向かうかが大事。戦争だけでなく、たとえば「貧困」のことを戦争との関係で考えるというような視点もいるのではないか・・。そして、自分たちに何ができるかを考えるような動機ずけにられば・・・との思いは展示の内容に反映されていた。

上田市の「無言館」の分室コーナーもあり、充実していた。

発達段階に応じた平和学習のあり方を模索しているとのことだったが、若き教員の研修にも十分役立つ博物館である。

dscn0322.JPG1階ロビーの「火の鳥」の壁画が「平和創造の主体者を育む」館の希望を象徴しているようだった。

お日様のにおい

09年02月8日 | とし子からの手紙 |

dscn0326.JPG我が家の近くのKさんのお庭の小梅の花が咲いている。春がそこまで来ていると教えてくれる。

2月5,6日と視察に出た。立命館平和ミュージアムと長岡戦災資料館を訪れた。収穫の多い視察だった。その報告は後ほど・・・。

くたくたに疲れて帰ってきた。新幹線の5時間半は疲れる。背中がいたを貼り付けたようになる。その夜、布団のなかに入った途端「お日様」の匂いがするではないか。しあわせ気分いっぱいになった。

夫が布団を干してくれたのだ。その配慮と気使いがありがたい・・・。その夜は、ぐっすりと眠って疲労回復ができたことはいうまでもない。

夫には感謝、感謝である。