トヨタ自動車3月期3500億円赤字、でも12月末の剰余金は12兆8000億円も・・・
新聞紙面に「トヨタ3500億円赤字」の文字があふれる。でも利益剰余金の残額はどこも書いてない。赤旗だけが書いていた。
世界不況で販売不振はわかるが、そういうことは資本主義では織り込みずみのことだ。その時のために内部留保金の活用がある。経営姿勢がはっきりと見えてくる。日本という国に本社があり、この国で大きくなった会社だが、その国の景気や雇用など知らぬこと・・・とばかり人をモノのように切っていく。自分の会社の利益最優先でなりふりかまわぬ勝手三昧・・・。「トヨタ自動車」のイメージが私の中で、ガタッと落ちた。
リーディングカンパニーのトヨタがやることは社会の風潮をつくってしまう。期間従業員の日給は焼く1万円とすれば、年300万円だから3000人の解雇をやめるのに90億円で可能。剰余金の0、07%だ・・・と赤旗しんぶんはかいている。人を雇用するお金をおしみ、赤字の大宣伝にモラルの低さを感じてしまう。
なぜ、解雇の数とトヨタの剰余金や役員報酬や株主配当金をあわせて報道しないのか・・といつも不思議に思う。そして、トヨタ自動車が報道の大スポンサーであることを思い出すのだ。
経営者の皆さん、マスコミが注目するあなたがたが雇用の問題でできるかぎりのまじめな責任をはたす姿は、この不況下で効果のある景気対策であり、希望のメッセージとなることを知ってほしい。
「市立岡山空襲平和資料館」(仮称)の解説を求める20万署名運動
岡山市立で、空襲平和資料館をつくろうという20万に署名運動がよびかけられています。
呼びかけているのは、岡大学長、空襲被害を受けた関係地域の連合町内会長のみなさん、宗教者など多彩です。
NPO法人による6年半の「岡山空襲平和資料館」の開設の実績をふまえ、12年に及ぶ市立「平和館」を求める運動を実らせたい。
岡山空襲のこと、岡山での戦争の悲劇、平和の大切さは岡山からしか発信できません。「平和都市宣言」の名にかけて、その拠点施設が必要です。市長も必要だ・・と明言。いい内容の「平和館」をつくりたいと思うので、京都の立命館平和ミュージアム、市立長岡平和資料館を訪問します。
みなさん、ぜひ署名にご協力ください。
市議会に食料自給率向上勉強会が発足
市議会に自給率向上勉強会が発足。45名の議員が加入し議長と副議長が顧問に就任した。私は副会長をおおせつかった。
発足にあわせて今日は第1回目の勉強会を開催。農政局と中四国米粉推進協議会会長の向畑氏を講師に迎えて、最近の取り組みや動きについて質疑応答を行い、充実した勉強会となった。
今後、精力的に情報収集を行い、岡山市として米粉製品の普及を含め自給率向上について考える機会をつくっていく。
超党派での自給率向上の取り組みがすすめば、岡山の農業の再生の道筋もみえてくると私はワクワクしている。
国会議員定数を減らすより政党助成金の廃止を
国会で予算委員会の審議がはじまった。
すごい消費税増税の大合唱である。値上げのためには、国会議員のかずを減らそう・・・、国会議員も身を切ろう・・・。
定数削減は国会議員の身をきるのではなくて、国民の民意を切るのだ。勘違いもはなはだしい。
削減いや廃止するべきは、政党助成金である。献金をもらいながら税金を320億円以上も分け取りするしくみこそすぐ廃止すべきものである。国会議員の削減より財政効果は大きい。
日本共産党は小さい政党だが政党助成金も企業献金も受け取っていない。それでも庶民と同じしんどい思いをしながら、自立した政党活動をつづけている。大きな政党ができないはずはないのだ。楽して政党助成金に依存すると政党は堕落するのではないか・・・。「依存症」からぬけだすのは至難となる。現に、政党助成金廃止は共産党以外の政党からは出てこない。国民生活がこれほど大変なときでさえ、自ら受け取る税金はキープしているのである。おかしくないか・・・。
もう騙されないという明確な意思を持って国会審議を聞く人は増えている。
「社会進歩と女性」の講座へ
労働者学習協会が主催する「社会進歩と女性」講座(連続4回)に参加した。
「原始、女性は太陽であった」と書いたのは、平塚らいてうだ。共同社会では、男も女もそれぞれに対等の役割をもち、「集団婚」の形態のもとでは、母系社会だった。それが、次第に階級社会に変化し、女性の社会的地位が貶められていく。・・・・つづく。
おもしろい講義ですよ。ぜひ、いちど参加してみてはどうですか。次回は、2月17日(火)、18時30分からです。勤労者福祉センターにて。
学校給食まつり2009
学校給食を知ってもらい、安心で安全な地産地消給食をさらに進めようという「学校給食まつり2009」が開かれた。学校給食の試食もあり、親子ずれでにぎわった。
岡山市の給食は、栄養士や調理員の努力で無添加のおいしい給食がつづけられてきた。
給食調理の業務委託で民間の割合が増えているが、食材はゆずっていない。「食はいのちの源」という食育にとりくんでいる。
今、働き方が社会問題だが、調理業務だけを民間委託するやり方は、市の栄養士と業者の調理員が直接議論もできず、一枚のペーパーでの指示となる。調理員の技術の定着や知恵を栄養士と交流できない方法が、給食を豊かにしていくとは思えない。
今日はそのあたりまえの大切さに気づくいい集会だった。