病院事業管理者への成功報酬は、返還を・・・最高裁の棄却で判決確定
萩原市長のとき、当時の榊原病院事業管理者に支払われた成功報酬は返還を・・・という判決が出た。
当初は、条例をつくらず要綱で成功報酬の支出をした。当初、成功報酬制度に反対したのは日本共産党とあと数人だけ・・・。議会は賛成多数でこれを可決した。夜中の反対討論を思い出す。
おかしいことはおかしい!といわねばならない。司法は、「成功報酬」の支給を妥当でないと判断した。今後、妥当でない政策を強行した市長とそれを認めた議員の姿勢が問われることになる。
今日は、臨時議会
今日は臨時議会。会期は一日。
継続審査になっているゴミ有料化条例は、この臨時議会でも結論を持ち越し、9月議会での議論となる。
実は、高谷市長は一日でも早く可決をとお考えのようで、この臨時議会で・・・との思惑があったとか・・・。そうなれば私たちは、盆返上の覚悟を決めていた。
岡山市議会には、チボリ問題の経験がある。会期一日でチボリ事業への出資金が提案され、一日どころか一週間の会期延長の末、否決となり事業断念をした。そのための徹底した調査と論戦を思い出す。
そのチボリ公園がいよいよ閉園するという。開園して11年目である。なるようになった。岡山市にチボリができていたら、今頃は大変な財政負担になっていたと思うと、議員としてチェック機能を果たせたかな・・・と秘かに思う。そのときを知っている議員は、もう8人しかいなくなった。
会期一日の臨時議会のときは、あのときを思い出し、身が引き締まる。
市民事業仕分け、「岡山・総動員の時代」パネル展・講演会、旭東納涼盆おどり
今年も市民事業仕分けが開始された。テーマは、地域活性化補助金と防犯灯補助金について。
はじまりはいつも、「7000億円の借金がある。基金の取り崩しをしなかったら5年で21億円の収支不足になる・・・」という説明だ。事業はひつようだが、予算は減らす・・・どうやって減らすか・・・。
当局は違うというだろうが、理解しづらい。結果を都合のいいように使うのだけはやめてもらいたい。
今日が最終日の「岡山・総動員の時代」記念講演会へ。十五年戦争資料センターの10周年企画は、研究成果いっぱいのパネル展と纐纈厚教授(山口大)の講演だった。
「再生する総動員の思想と制度」の話は、着々と進められている「平時の戦時化」の内容である。 11月には、いよいよ岡山市でも「国民保護実働訓練」が行われるということを知っている市民が何人いるだろうか。でも、それが今の現実だ。総動員されない精神と体を持つ人をふやしたい。
立石憲利さんの民話は、総動員の時代に、犬も猫もカラスもそしてももたろうの民話までが思想動員に使われたという事実を語られた。そんな時代は、二度と繰り返してはならない。
立秋を過ぎた
「暑中」から「残暑」へ・・・。
昨日は立秋。暦の上では秋である。
今朝の空を見て、こころなしか高くなっていると感じたのは、気のせいか・・・。まだまだ暑い日は続くが、地球が自転、公転している限り季節はめぐる。これから、だんだん秋になる・・と思うだけで、ちょっとうれしい。
少し先をみて、今の暑さを乗り切ろう。
横浜市のゴミ減量化のとりくみをくわしく聴いてきました
総務省と横浜市へ行ってきました。
9月議会で焦点となるゴミ有料化問題。横浜市の「G30」のとりくみは、とても参考になります。
横浜市は計画を5年前倒しで、30%の減量に成功しました。いま平成22年までに35%減量をと取り組んでいます。
カギは、平成17年に変更した分別への協力を求める10000回という市民説明会。説明者は、ゴミ収集を担っている収集職員も参加。その後もずっと啓発を現場事務所の職員が担当。指導員という行政職とともに、現業職員が参加し、市民と顔の見える関係をつくりながら、ゴミ減量に取り組んでいます。
18事業所のうち15事業所が直営です。「直営の強み」を生かした啓発の取り組みです。現業職から行政職へ変わるしくみもあります。
資源回収の回数も古紙,古布は月2回、カン、ビンは週1回の回収です。トレイ回収も資源回収しています。雑紙回収はもちろんやっていました。
生ゴミは、コンポスト補助、電気処理機補助があります。公共施設たとえば休職の残飯の堆肥化も全小学校で導入。
剪定枝のコンポスト化も平成4年から実施。
環境教育は、独自に副読本を環境局が作成し、現在はそのネット化でより効果的にと検討中とか・・・。大学生との共同のとりくみも工夫されていました。
ともかくありとあらゆる分別・リサイクルに取り組んで、ゴミを減らし、1200t炉の焼却炉を2つなくしたのです。
説明する職員の表情がとても生き生きしていたのが印象的でした。確信をもって、自分たちの取り組みを語るのです。
有料化については、計画のなかに「指定袋方式」の文字はあるが、今現実に取り組んでいることが効果をあげているので、その取り組みをもっと進めたい・・・とのことでした。
あらためて、岡山市は、有料化する前にやるべきことを実行すべきだ、行政として分別の仕組みづくりをもっとすべきだと思いました。
その方が、市民との共同はうまく進むと思うのです。有料ありきでなく、減量ありきのゴミ行政を求めたい。職員のやる気もそのほうが出てくるのではないでしょうか。