横浜市のゴミ減量化のとりくみをくわしく聴いてきました

08年08月7日 | とし子からの手紙

総務省と横浜市へ行ってきました。

9月議会で焦点となるゴミ有料化問題。横浜市の「G30」のとりくみは、とても参考になります。

横浜市は計画を5年前倒しで、30%の減量に成功しました。いま平成22年までに35%減量をと取り組んでいます。

カギは、平成17年に変更した分別への協力を求める10000回という市民説明会。説明者は、ゴミ収集を担っている収集職員も参加。その後もずっと啓発を現場事務所の職員が担当。指導員という行政職とともに、現業職員が参加し、市民と顔の見える関係をつくりながら、ゴミ減量に取り組んでいます。

18事業所のうち15事業所が直営です。「直営の強み」を生かした啓発の取り組みです。現業職から行政職へ変わるしくみもあります。

資源回収の回数も古紙,古布は月2回、カン、ビンは週1回の回収です。トレイ回収も資源回収しています。雑紙回収はもちろんやっていました。

生ゴミは、コンポスト補助、電気処理機補助があります。公共施設たとえば休職の残飯の堆肥化も全小学校で導入。

剪定枝のコンポスト化も平成4年から実施。

環境教育は、独自に副読本を環境局が作成し、現在はそのネット化でより効果的にと検討中とか・・・。大学生との共同のとりくみも工夫されていました。

ともかくありとあらゆる分別・リサイクルに取り組んで、ゴミを減らし、1200t炉の焼却炉を2つなくしたのです。

説明する職員の表情がとても生き生きしていたのが印象的でした。確信をもって、自分たちの取り組みを語るのです。

有料化については、計画のなかに「指定袋方式」の文字はあるが、今現実に取り組んでいることが効果をあげているので、その取り組みをもっと進めたい・・・とのことでした。

あらためて、岡山市は、有料化する前にやるべきことを実行すべきだ、行政として分別の仕組みづくりをもっとすべきだと思いました。

その方が、市民との共同はうまく進むと思うのです。有料ありきでなく、減量ありきのゴミ行政を求めたい。職員のやる気もそのほうが出てくるのではないでしょうか。



Comments

コメント barokiti
日付: 2008/8/9 土曜日, 7:02:53

 横浜市のごみ減量化方式を岡山市にも導入して下さい。私は笹が瀬川の周辺にすんでいますが、笹が瀬川の土手への不法投棄は目に余るものがあります。

 また、笹が瀬川周辺で、剪定木を焼くと同時にごみを焼く風景も多々見受けられます。私のホームページでそれらのことを訴えていますが、議会が中心となりごみ減量化と、環境問題を岡山市民に大々的にPRして欲しいと思います。ごみ有料化は、減量化が成功すれば必要ないはずです。