トヨタ自動車3月期3500億円赤字、でも12月末の剰余金は12兆8000億円も・・・

09年02月7日 | とし子からの手紙

新聞紙面に「トヨタ3500億円赤字」の文字があふれる。でも利益剰余金の残額はどこも書いてない。赤旗だけが書いていた。

世界不況で販売不振はわかるが、そういうことは資本主義では織り込みずみのことだ。その時のために内部留保金の活用がある。経営姿勢がはっきりと見えてくる。日本という国に本社があり、この国で大きくなった会社だが、その国の景気や雇用など知らぬこと・・・とばかり人をモノのように切っていく。自分の会社の利益最優先でなりふりかまわぬ勝手三昧・・・。「トヨタ自動車」のイメージが私の中で、ガタッと落ちた。

リーディングカンパニーのトヨタがやることは社会の風潮をつくってしまう。期間従業員の日給は焼く1万円とすれば、年300万円だから3000人の解雇をやめるのに90億円で可能。剰余金の0、07%だ・・・と赤旗しんぶんはかいている。人を雇用するお金をおしみ、赤字の大宣伝にモラルの低さを感じてしまう。

なぜ、解雇の数とトヨタの剰余金や役員報酬や株主配当金をあわせて報道しないのか・・といつも不思議に思う。そして、トヨタ自動車が報道の大スポンサーであることを思い出すのだ。

経営者の皆さん、マスコミが注目するあなたがたが雇用の問題でできるかぎりのまじめな責任をはたす姿は、この不況下で効果のある景気対策であり、希望のメッセージとなることを知ってほしい。