T議員の「推計値」

08年06月17日 | とし子からの手紙

今日、公明党のT議員が、岡山市の後期高齢者医療費の平成30年までの推計値を独自に試算した資料を議場で配布した。当局が国の制度の関与が大きいので出せないといったから、自分で推計したというものであった。

実に単純な発想で、平成18年を実績として計算してあり、平成15年?平成18年までの伸び率をそのまま延ばして平成30年まで延ばしたというもの。要は、「医療費がこんなに増えるのだから、財政への影響はでるだろう」といいたそうな質問だった。

あまりに単純な発想なので、一生懸命作られたのだろうと思いはしたが、公の場に出されたのには驚いた。せめて、自公政権の小泉内閣の時代になぜ医療費が伸びたのかとかの分析をしてほしかった。いわば、このまま自公政権でいくと、MAXでこんなに医療費は増え続けますよという数字といえなくもない。

なるほど、だから後期高齢者医療制度で医療費を抑えないといけない、という発想になるのだ。この程度の発想でこの制度は作られたのかもしれない。

やはり、後期高齢者医療制度は廃止しかないとつくづく思う質問だった。