介護費に1兆7500億円、軍事費に4兆7903億円の国、日本
介護をしたことのある人は、本気で介護の仕組みを作ってほしい・・・と思う。介護の現場はあまりにも厳しい。家族の負担が重く、介護殺人事件がおこると、人事ではない・・・と思う人は多いのではないか・・。介護保険が始まって10年。介護保険で介護が支えられないことははっきりしてきた。
国民のこの悲鳴は政府に届いているか・・・。来年度予算を見てみた。
介護給付費ははじめて7兆円を超える(岡山市では468億円)という。大雑把だが、その給付費の財源は、半分が保険料、4分の1が国、4分の1が自治体=市負担ということになる。
つまり、7兆円として計算すると、国の税金は1兆7500億円ということになる。40歳以上の国民が払う保険料は、3兆5000億円・・・今年も2号被保険者(64歳以下)の保険料は上がる。(フーッ!重たい)
さて、一方軍事費は、前年比より162億円増えて、なんと4兆7903億円!!全額税金だ。
事業仕分けとはなんだったのか・・・。私はいつも介護費と軍事費の動向を注目してきたが、民主党政権の「期待はずれ」が悔しくて仕方がない。
もし、軍事費を介護予算に回したら保険料を上げずにドイツ並みの仕組みが作れる・・と思うと、「財源がない」の言い訳は通用しない・・・と叫びたい。
介護で苦労しておられる多くのみなさん、介護給付費の国負担割合を25%から50%に増やせ!それでも税金は3兆5000億円だ・・・!軍事費より介護費を!と声を上げませんか。