在宅緩和ケア

09年12月12日 | とし子からの手紙

dscn0722.JPG義母の在宅緩和ケアをはじめてかれこれ1ヶ月が経とうとしている。

下血して以来、やはりだんだんと衰えが目立つ。それでも金曜日には訪問看護で入浴して「よかった!」と満足そうであった。それに先立って、木曜日には風呂に入るために点滴をしてもらった。それが良かったみたい・・・・。

一日の半分をトイレに坐っていたのに、今は一日4?5回だ。食欲が落ち、食べない。好物を少しだけでも・・・と運ぶが、一口か二口ほどを口にはこぶだけだ。一日中ウトウトしている。ポータブルトイレには起き上がるが介助が必要になってきている。

義母が、「何もできん様になってしもうて・・・。ありがとう・・・」と辛そうにいう。「今まで全部一人でしてきたんだから、病気のときは世話させてね・・・」と私がいう。

人の世話にならないようにというのが義母の信条だっただけに、悔しさいっぱいなのである。愛おしさがこみ上げる・・・。

時々痛そうに顔をしかめるけれど、ほとんどウトウトしているから痛みは朝夕の薬でコントロールできていると思われる。

その後出血はないが、今度の出血は命取りになりそうだから、要注意。

風呂に入った金曜日以来、呼吸が不規則であり気にかかる。でも、声をかけると、きちんと返事をしてくれる。いつも家族の誰かがそばにいる。

義父の位牌に手を合わせて、「苦しくないように、眠るようにおじいちゃんのところへいけますように・・・」と頼んでいる。自分が看護師で、義母の役にたててうれしい・・・と心底思っている。