軍事費と介護費
総選挙では、財源論が話題である。
消費税の増税をめぐって、自民・公明は3年以内の増税、政府は8年後12%に増税するという。
民主党は4年は増税しないが、4年後は増税の方向だ。
消費税は低所得者になるほど思い負担となる税金である。消費税増税以外に税金を集めたり、財源確保の方法はないのか・・・。それに答えを出しているのが、日本共産党だ。
共産党は税金の使い方と集め方を変える。使い方では、当面軍事費の1兆円削減、思いやり予算や政党助成金の廃止などをいう。民主党との違いはここである。
2008年の国の一般会計歳出での軍事費は4兆7797億円(5,8%)。驚くほど多い!!
介護費は1兆9062億円(2,3%)なのに、その2倍以上である。この事実をどれくらいの国民が知っているだろうか。軍事費の一兆円を削って介護費に向けたら、いまの介護現場の問題が大きく改善されよう。民主党にもアメリカ軍のための思いやり予算削減ぐらい言ってほしい・・・と思うのは私だけだろうか・・・。
衆議院選挙がはじまった。政冶は税金の集め方と使い方をきめるのが仕事である。アメリカとの関係や財界との関係での行きすぎた税金の「使い方」や「減税」の枠組みを変えれなければ、庶民増税のこれまでの古い枠組みを変えることはできない。・・・つまり、中身が変わらないのである。