18番目の政令市・・・「イチかバチかのでーれーし」

09年04月16日 | とし子からの手紙

政令市になって半月。各区役所をはじめ市内を歩き回っている。

緑化フェアや定額給付金の対応も重なり、他都市よりも多忙な中で、職員は懸命にがんばっているが・・・想定以上にたいへんである。

県からきた職員は「こんなに職員が少ないとは思わなかった。・・・」と驚いている。

職員の努力でしばらくは持ちこたえたとしても、長くはもたない。数ヶ月経つと、病欠、長期療養の必要な職員が増えていくことはまちがいない。このままにはしておけない・・と思う。

職員がいなくなることは、市民サービス低下に直結する。そうなっては遅い。職員が持ちこたえている間に、きちんと職員採用を行い、体制をとることが急務である。

医療現場で働いた経験をもつ私は、いつも職員不足で悩んでいたが、管理職として考えていたことは、患者さんのいのちに責任をもつという自分たちの役割をまっとうするために、職員が一丸となってできる最高の仕事をするようモチベーションをたもつこと、そのためには人員不足の時期を最短で乗り切ることだった。管理職がそういう職務を確実に実行することが、長時間勤務を余儀なくされながらもがんばるスタッフの希望につながる。それなしには、燃え尽きてしまう。

市長が「さらに職員を減らせる」とした「包括外部監査報告」をどう受け止めるのか注目している。

政令市移行をして半月の私の感想は、岡山市の政令市移行は準備不足でまさに「早産」状態、でもしっかり手をかけ(必要な人を増やし)自分の足で立って歩けるようになるまで1?2年は混乱する。混乱期の乗りきり方をまちがってはいけない。