石原健三先生ありがとうございました。

08年11月14日 | とし子からの手紙

教員として40年、こどもと学校を愛し、得意の版画を使ってこどもたちに命の大切さをつたえつづけられた石原健三先生が、亡くなった。享年90歳。もうすぐ、4人目のひ孫が生まれるというのに・・・。

今年の夏ごろから、体調をくずされ食欲がなく点滴をすることが多かった由。やっと秋が過ぎ、年末に生まれるひ孫の顔を見るのを楽しみにしておられたらしい。

いつも向学心旺盛で、どんどんチャレンジされる姿は人望を集め、町内会長や老人クラブの会長を長く勤められた。私はご縁が深く、いつも励ましてくださって、推薦人にも快くなってくださった。

先生は、版画院展の会員で、たくさんの大作を作られた。岡山城36景は秀逸である。東山公民館まつりにはいつも懸賞として作品を提供された。私がいつも応募して当たらないのをご存知で、ある日ハガキで「家にきなさい。1つ好きなのをあげるから・・・。」と書いてあった。

さすがの私もおたづねしなかったが、我が娘と同級生のお孫さんを通じて、届けてくださった。dscn0201.JPGその作品は今我が家の居間にドカンと存在感を示している。

最後までオムツをすることなく、入院は1日で、「延命治療はしないで・・」と意思表明され、眠るように逝かれたと言う。

先生、ありがとうございました。どうぞ、やすらかにお休みください。