偽りの収支決算書が「適正」か!?

08年03月14日 | とし子からの手紙

img_0052.JPG3/12にシルバ―財団へ1億1600万円を出す議案の質疑に立った。シルバ―財団は、10年近く粉飾決算を重ね、2億円を超える債務超過で経営破綻している。市は市税を毎年2800万円余補助してきた。市に対する財団の報告書は粉飾決算による「偽り」であったことは明らかだ。

 市の補助金要綱及び規則では、「偽り」のあった時は、補助金をうちきることができる。ところが、岡山市は、粉飾決算をした職員の人件費(補助対象)は適正、事業報告や収支報告も適正だといい、通常の補助金以外に、1億1600万円の補助を出すというのだ!?あきれてしまう…。

 1億1600万円は巨額だ。今年度高谷市長が中止した私立保育園の約4000人の子どもたちへの牛乳代補助金は1000万円弱だ。来年度は障害者のハリ・急の助成券の枚数を減らし、自動車改造の助成も減額する案が出されている。この3つの事業をもとのままで3年以上実施できるのが1億1600万円だ。認可保育園のどこででも障害児を受け入れることができるようにするためにかかる予算が7000万/年ともきいた。税金の使い方がおかしい!!!

 「シルバ―財団」を市は必至で守ろうとしているが、守るべきは「シルバ―事業」の方だ。

 疑惑まみれの財団はきっぱり清算し、新しい社団法人で新出発することだ。責任を明らかにして、責任をとってもらおう。新しい社団法人に国の分をあわせて6000万円補助しても、税金は半分ですむ。

 今の岡山市は行政執行の手順を間違えていることが多い。政令市移行も、ゴミ有料化も…である。

 だから、市議会の役割は大きい。今日も常任委員会だ。わが党の議員がいない経済委員会だけが終わっている。