「弱い者」へ責任を押し付ける風潮は認められない!!

08年02月25日 | とし子からの手紙

 イ―ジス艦が漁船に衝突した「事件」でも、米軍の少女暴行事件でも、そしてセクハラ事件でも気になるのは、弱い被害者の責任を指摘する人がいることだ。時に、それが学者だったりすると、ああ体制に媚る人なんだと思うが、意外にも同調する人がいることに危機感を感じる。

 巨大な軍艦が、小さな漁船にぶつかって、父子が行方不明だ。毎日報道があるが、海上自衛隊の姿勢に怒りを感じている。小さい民間漁船なんか…と思ったら大間違い!今、全国の漁業者が、怒りの声を上げている。

 一人の声は小さいけれど、万人が声を上げるとき、そのこえは、必ず真実を明らかにするに違いない。

 性暴力は少女や女性がどれほど泣き寝入りを強いられてきたことか…。「夜出歩くからだ」「くるまにのったらだめだ」など、被害者のせいにする風潮が、この様な言葉を容認する。女性の安全に夜歩く権利はあるはず、どんな状況でも加害者が悪い。当たり前の人権感覚をもっていたいいものだ。

 真実と向き合う真摯な姿勢を、自衛隊には改めて求めたい。