ビラ配布で住居侵入罪!?

07年12月12日 | とし子からの手紙

 崎本敏子市政ニュ―スを手配りしている。声をかけながら、しかし留守ならポストへ入れさせていただく。力ギのかかってないマンションのポストにもニュ―スを届けるのは日常の光景だ。タウン紙なども入っている。

ところが、東京葛飾区でビラを配布していた荒川さんは、「玄関ホ―ルの掲示板に投函禁止の張り紙をしていた」として、住居侵入罪で不当に起訴された。びっくりである。

一審では無罪だったのに、東京高裁は有罪で「5万円の罰金」を命じた。またまたびっくりである。

想像してみてほしい。カギもかかっていない出入り自由のマンションにあるポストにビラを入れたら罪になるという国の姿を。そのビラは、政策を知らせるビラで、あるときはそのビラが相談の命網にもなるビラだ。知る権利、知らせる権利…民主主義をこわす「確信犯」の影を感じる。こういう状態は危い。

人ごととせず、国の民主主義を壞す動きとして、黙過したくない。荒川さん がんばろう!!

それにしても岡山市の両備グレ―スタワ―は施錠した内側の廊下、階段、ゴミ処理施設まで税金で補助した。「公共スペ―ス」だといって…。(もちろん私は議会でもおかしいと指摘したのだが)カギのないマンションのポストが「住居侵入」で、カギの内側が「公共スペ―ス」というのはなんと整合性のないことか…。

裁判所にも住民の常識があってほしい。

>> 「葛飾ビラ配布判決について」日本共産党 市田書記局長が談話