食育基本計画などの視察へ―佐世保市、武雄市そして福岡市

07年11月23日 | とし子からの手紙

 岡山市は保健管理課が事務局で食育基本計画をつくっている。私は、経済局に事務局を置いて、地産地消を基本にすえた岡山市らしい計画を!と訴えてきたが、そうならなかった。体制も特別にとらず、通常業務の上のせだ。この時期、「食は生命の源」という安全、安心の食と食文化をしっかり位置づけた計画をつくることは大いに意義がある。農業を再生する上でも重要だと考えている。本気でとりくもう!と私はいいたい。

視察にいった佐世保市は栄養士と主事1人の専任体制で、市民と協同の検討委員会で計画を策定していた。リスクコミュニケ―ションの組織もつくっていた。委員の1人には熱心な歯科医や土地作りの実践をしている人もいて、市民の声が反映された佐世保らしい計画だった。中学の学校給食が実施されておらず、賛否両論で、食育の議論ともあわせて市民の関心事のようだった。当時の市長は食育に熱心だったようだ。5月に市長が変わったばかりで、あちこちに「ご意見箱」がおいてあった。

 武雄市は「がばいばあちゃん」ふるさとで有名になった。ここも現職をやぶって当選した39才の市長さん。食育課をつくり課長以下4人の体制。スゴイ!市長自身、タイ料理のライセンスをもっていて、食育に

大きな関心をもっている人だった。市民が参加するワ―クショップ方式で計画を策定中。12月に素案が出されるとか…。意欲が感じられた。

 さて、岡山市の計画はどのように作られているのか見えない。市民参加は?職員体制は?どんな「本」をつくってもこれでいいはずはない。市長さん!食育に関心をもって下さいよ!