原発事故は「想定外」ではなく人災・・・言い訳は通用しない!

11年03月27日 | とし子からの手紙

福島原発はまだ緊張した状況が続いている。「ノーモア広島・長崎」の願いは打ち砕かれた。作業員や住民をはじめ土、水などの広範囲の被爆汚染が広がっている。

この甚大な被害を前に、東京電力や原発推進をしてきた人たちが「想定外の出来事」だった・・・などといっている。しかし、これは想定外ではない。

なぜなら、共産党は国会や県議会で「冷却材喪失による過酷事故にいたる危険」を指摘し、対策を求めてきている。その指摘を「安全神話」を盾にして、無視してきた責任は免れない。東電と推進学者などの怠慢は社会的に許されることではない。全国の原発のある地域で「対応」を求められるのはもちろんのことだ。

被爆危険を過小評価してはいけない。国の責任で避難をきちんと行えるようにすべきだ。それを、自主避難のままで放置している政府の対応に私は怒りを覚える。自主避難なら政府がお金を出さなくていいから・・・というせこい考えは捨てるべきだ。命を守ることが政冶の責任であることを忘れるな!といいたい。

政党は、復興のためにすぐに政党助成金(年320億円)を廃止すべきである。国民一人あたり250円を被災地に届けることができる。議員報酬を少しばかり削ったり、議員を減らすよりもっとも効果的であり、道理がある。