子育て支援・・・保育園増設と児童クラブの補助金増

11年03月10日 | とし子からの手紙

当初予算の議論で、保育園整備について議論した。保留児は2月1日で700人近い。保育園が不足である。なのに、岡山市は整備計画を持っていない。

「少子化でこどもの数が減っているので、計画が立てにくい・・・」と。

これにはカチンときた。もちろん当局は「正直」な気持ちを言われたのだろうが、男女共同参画にこだわり、ワークライフバランスを求めてきた私としては、「これは治していかないと!」という核心部分である。

こどもが減っていることと保育ニーズとの関係を事実で確認する。つまり、こどもが減っても共働きは増えており、保育ニーズは高くなっている事実である。証拠は、保留児の増加。この傾向は、働く女性が増えることから続くということだ。

昨年の経験から、数年程度であったとしても整備計画を持たないと民間事業者も土地確保などの計画をつくれないと指摘。計画は難しい・・・といっていた当局も主体性を持つ姿勢に方向修正してくれた。

来年度は西地域と南地域の中学校区に保育園を増やすことの方向も出されて、保留児解消へ一歩前進することとなった。

児童クラブの改革もずっと議論してきたが、大規模クラブや障害児受け入れで補助金加算を増やすことになった。指導員の身分保障は懸案事項となったが、今後連合会との継続協議をすることとなり、問題意識は共有できた。

今期の保健福祉委員会はよく仕事をしてきたと思う。女性議員が4人の委員会だった。がん対策推進条例も生み出した。

委員会の審議のが終わった最後に、期せずして「崎本議員がここで引退される。挨拶を・・」という機会をつくってくださった。

突然のことだったが、「看護師出身の議員として、実績をつくれたことに自負を持っています。本当にありがとうございました。皆様の今後の活躍を祈っています。」と挨拶した。

大きな暖かい拍手をいただいて、感激した。保健福祉委員会には24年のうち約半分を在籍した。市職員の中でも専門職が多い。予算の約45%を保健福祉委員会で議論している。市民のくらしに心を寄せた議論をこれからも引き継いで欲しいと願っている。