第13回全国シェルターシンポジウム2010INくるめ
20、21日は久留米市で全国シェルターシンポジウムが開催された。
久留米市は、開催を前に「ドメスティックバイオレンスのないまちずくり宣言」を日本ではじめて採択。参加者を勇気付けた。分科会の会場は男女平等(参画ではない)推進センターだった。久留米市の女性たちの運動のすごさを知る思いがした。
初日のテーマは、「加害者の実態を知る」、「加害者責任のあり方を考える」講演とシンポジウムだった。
対策の優先順位として、
1、加害者向けプログラムの実施は時期尚早、被害者の安全確保を最優先すべき
2、DVは犯罪であるというキャンペーンを!
3、行政、警察、裁判所,保護観察官、保健師、医師、看護師、教師などに徹底的なDV研修を!
4、被害者および被害者支援グループの要請に応える施策を!
が、示された。被害者のための加害者対応でなくてはならない!!
DVは、犯罪であり、人権侵害なのだ。刑法で裁かれて当然である。「DVは憲法13条、24条、18条、21条、22条、そして25条違反である」との沼崎教授(東北大学)の指摘は明快だった。
分科会は性暴力救援センターの加藤治子医師の報告に耳を傾けた。とても有意義だった第3次のDV改正法への働きかけの状況も知ることができた。
民間シェルターはどこも苦労をしながら、必死で被害者支援を続けている。岡山での民間シェルターへの支援は年65万円・・というお粗末さである。しかし、全国の支援を続ける人々がネットワークを取りながら、一歩一歩推進してきた。
性暴力禁止法を制定しよう!DV防止法の実効性ある第3次改正を求めよう!
2日間の学びは、11月議会での質問に生かしたい。