国保制度を考える学習会

10年11月7日 | とし子からの手紙

国保料を引き下げる署名運動に取り組んでいる。広域化の方向が出され、ますます料金値上げの方向である。これを180度政策転換させる署名運動だ・・・と私は考えている。

岡山市の国保料は政令市の中で上から3番目(平成20年度)、県下では4番目の高い保険料である。昨年度の収納率は遂に68%台にまで落ち込んだ。高すぎて払えないのだ。払える保険料にするためにぜひご協力いただきたい。

立教大学の芝田教授は「高い料金を払い、受診すれば3割の負担をさせるというのは、世界でみても異常である。社会保険料負担が、生活を圧迫している。国保加入者は低所得者が多い。ないところに高い負担をさせるのではなく、税金額を増やすべき・・・。税金は10億円以上の大企業の負けている税金や社会保障費をきちんと徴収すべき。大企業には内部留保が234兆円(国の予算は90兆円)もある。」と話した。

国保証は18歳以下には届くようになったが、窓口負担が3割のままでは受診抑制は防げない。窓口負担をなくすことの切実さを訴え、そのとおりだとおもった。

日本で現在5%の消費税の税収比率は全体の30%・・というが、スウェーデンでは25%である間接税の税収比率は20%・・と聞くと、直接税の仕組みに違いがあることに気づく。つまり、簡単に取れる消費税引き上げのまえにするべき改善(ある所から納めてもらう)はあるのだ・・と教えてくれている。