政務調査費の使い方

10年04月24日 | とし子からの手紙

岡山市議会は政務調査費の使途をすべて公開している。(県議会などは1万円以上)公開は、開かれた議会をつくる第一歩・・・だと考えてきた。

市民オンブズマンは、その「開かれた仕組み」をしっかり活用して、「適正」のチェックをすることができる。歓迎である。すべての自治体をチェックしてもらい、議会の内側と外側の両方からあるべき方向へと改善できたらいいな・・・と思う。

今回岡山市議会の「チェック」報告が明らかにされた。共産党市議団の結果は、352万1586万円が「不適正」だとされた。この中身は、市政報告と市議団事務局(1名)の人件費を全額支出している点がほとんどである。市議団は、市政報告は市政問題に限定しており、政務調査費の範囲だと考えている。政務調査費の使途目的をふまえ政党報道は控えてきた。事務局職員の業務も時間内は「市政にかかわる仕事」に限定して、党務は行っていない。それゆえ100%支出でよい・・と考えている。

しかし、オンブズマンは「区別できない」から50%に按分するべきだ・・との見解だ。この「違い」で352万円余の支出が「不適正」となっているのだ。

一方で、オンブズマンは携帯電話やガソリン代を50%政務調査費で支出してよい・・という。それを使って、市政報告は50%にすべき・・・というのだ。共産党市議団は、携帯電話代やガソリン代を政務調査費で支出したことはない。もちろん飲み食いや駐車料金などにも支出していない。会場費は、基本的におかねのかからない場所を使ってきた。ホテルなどを使っても支出できるのだけれど・・・。

市民の皆さんはどのようにお考えだろうか・・・。市議会は、改善方向を検討しまとめた。「按分」問題は、裁判の結果に委ねられている。私たちは、これまでの考え方をしっかり主張したい・・と考えている。

市政報告は、市民と議員団をつなぎ市政への意見をきく大事なツールである。毎回全戸配布には至っていないが、なぜそれが50%しか認められないのか・・・は私は納得しがたい。

開かれた議論のなかで、市政報告や事務局職員の人件費についての支出の「按分」問題の妥当性を明らかにしたい。



Comments

コメント 尾形
日付: 2010/4/25 日曜日, 16:05:20

問題は、相手の言うところの基準が妥当かどうかでしょう。こんなことは100年争っても結論は出ません。
むしろ、議員活動には、「政務調査費」は「何故必要なのか」をこちらから、明らかにすることではないでしょうか。
凡百の無駄遣いが政務調査費に潜んでいる(私はそう思います)と御思いでしたら、そのやりかたをお勧めします。