「新党」に2つのものさしをあててみると・・・

10年04月19日 | とし子からの手紙

「新党」がたけのこのように、あちこちで頭を出している。

「自民・公明の政治を変えたかったが、民主党政権には裏切られた・・・」という声が聞こえてくる。自民・公明の政治とは10年も続いた。公明党はまるでそれを忘れたかのように、「特養ホームが足りない。社会保障を手厚く・・・」などといい、全く反省がない。驚くばかりである。国民は、自民党と一緒に進めてきた「社会保障費を削る小泉改革の推進者」であったことを忘れてはいない。

さて、今国民は民主党政権を目の当たりにして、「こんなはずではなかった・・・」と感じている。喫茶店で女性たちは、「こども手当てじゃなくて、保育園や学童クラブに入れるようにしてほしい・・・」と話している。「介護で仕事をやめて、自分の老後はどうなるやら・・・」と語っている。期待はずれは裏切り感につながる。

そこで「新党」・・・という動きだ。しかし、その政冶理念は、「新しい」か?今の日本は、一部の大企業と大資産家にとって実に都合の良い仕組みである。一方で、貧富の格差の中で庶民は苦しんでいる。「新党」は貧乏人の見方か・・・違うようだ。格差是正や大企業優遇を変えるといえないで「新しい」とはいえない。

もうひとつはアメリカに対する姿勢だ。米軍基地への対応は、「植民地」状態である。政権が変わったときこそ基地撤去をいう絶好のときだったのに、いえなかった。「新党」で基地撤去や安保条約を廃棄する・・・という党があるか。ない・・・・。これではいままでと変わらない。新しくない・・・と思うのは私だけだろうか。

この2つのものさしをあてて、この党が増えたら確かに「変える」ことができるな・・・と思える党は、日本共産党しかない。いまこそ日本共産党!と私は多くの皆さんに知らせたいと思う。