苫田ダムの水増やしません!

09年12月11日 | とし子からの手紙

dscn0719.JPG岡山市の水源は、旭川が79%、苫田ダムの水(県広域水道企業団)は12,7%・・・である。苫田ダムは日量40万トンの巨大ダムで、利水は40%を占めるが、一期工事分の岡山市分の取水予定量は10万トンだ。平成17年にダムは完成し、現在義務的取水を含めて43500トンを取水している。その受水費は年間20億円・・・。水道料金の引き上げを余儀なくされた。

苫田ダムは、総工費約2034億円、市負担は140億円かかり、今でも毎年1億6300万円を負担金や出資金で支出している。

市はもともと45000トンの吉井川の取水権を持っていたから今でもその取水権で間に合っていたことになる。独自に水源開発をしたほうが安くて済んでいた・・・とつくづく思うし、そのように主張し続けたことの正しさを確信している。

さて、それゆえ苫田ダムからの取水を増やすと水道料金は上がることになる。今でも広域水道企業団は、余水を日量10万トン抱え、県は毎年6億円で穴埋めをしている。岡山市は、不要な水を買わないように釘を刺さなければならないと考え、5万トンに計画では増やす予定の2010年を前に、質問で取り上げた。

答えは「受水は増やしません!」ときっぱり!!これで、水道料金の値上げはない。ほっとしていた・・。