「夏の雲はわすれない」・・・すばらしい舞台

09年07月13日 | とし子からの手紙

ヒロシマ・ナガサキに落とされた原子爆弾。核兵器をなくしたい・・・との思いをこめて、6人の女優たちが「朗読劇」に取り組んでいる。

日程調整、演出、台本などすべて自分たちがやり、ホテルの予約から音楽も自らが担うという。それでも公演を続けてゆきたいと夏の時期に全国を回る。女優さんたちの気合を感じる。

岡山の舞台が12日にあった。すばらしい舞台で、なんども涙した。なかでも「産ましめんかな」・・・は、真っ暗な地下室で、被爆直後に出産するはなしを詩にしたものだ。

重症の産婆が分娩の直後に死んでいく・・という内容。瀕死の状況にありながら、「私が産婆です。私が産ませましょう」と名乗り、役割を果たした後なくなる・・・。助産師の使命観が胸を熱くする・・・。

命は順繰りである。病気などにより生きたくてもいきることができない場合がある。でも、理不尽な理由で命を落とす人のないように、社会環境を整えていきたい。政冶の役割は大きい。今、世界の核兵器をなくしていく運動はオバマ演説にみられるように岐路にたっている。がんばり時だ。

思想信条を超えて実現のためにがんばろうじゃないか!!