市職員の自殺がでた!?

09年06月7日 | とし子からの手紙

dscn0499.JPG自殺者の数が11年間3万人を超えている。30代の自殺が増えているとのデータには胸が痛む。

原因は、病苦、健康上の理由と共に経済的な理由・・・が増えているとか・・・。

30代の市職員が自殺・・・という話に、私は「遂に・・・」との思いを強くしている。情報収集をしているところである。

政令市に移行してから市の職場は深刻な人手不足である。過重労働だ。一人で「政策づくり」に責任をもつような事態である。市民の暮らしに直結する仕組みづくりが、担当一人・・・のような状態である。これが岡山市の現実である。もはや組織的・・とは言いがたい。

公務員としてのやりがい、生きがいを持つどころか目の前の仕事がどんどん積みあがっていく。どんなにタフでポジティブな人でも生身の人間である。こんな状態は長くは持たない。ストレスによる心身疲労は健康を蝕み、やがて有能な人材を壊していく。それは市民にとって大きな損失である。

「イチかバチかのでいれい市」でなくきちんとした18番目の政令市にするためには、「陣」をきちんと張らなければならない。執行体制をきちんとつくらなければ、権限をいかすこともできない。

職員の声、現場の声を聴く力が市長には求められている。



Comments

コメント もと宿日直員
日付: 2009/6/7 日曜日, 12:22:09

 本件と直接関係ない話で恐縮ですが、近年、自治体で指定管理者制度や委託入札制度の導入が進められております。
 この制度は、経費節減、随契による特定業者との癒着防止といったメリットの半面、雇用の不安定化や賃金・労働条件の低下という弊害が生じております。
 委託労働者は、競争入札による1年単位の委託契約で雇用の継続性が担保されないため、公共の業務に従事しているにもかかわらず、1年ごとの雇用不安にさらされております。その上、業者間の際限のない低価格競争のため、低賃金で劣悪な労働条件の下におかれております。
 このような状況は必然的に仕事の質の低下を招き、行政サービスの低下にもつながりかねないものであります。
 自治体が行う公共の委託契約については、労働者に一定の労働条件を保証し、際限のない委託額の低下を防止する政策が必要ではないでしょうか。
 岡山市北区役所の宿日直業務においては、今年度から入札制度が採用されましたが、熟練を要する仕事であるにもかかわらず、その事を十分認識していないと思われる業者により極めて低価格で落札され、アルバイト並みの低賃金で働かされているのが実情であります。一度、実態をご調査いただければ、驚かれることと存じます。

コメント 岡山市の将来について考える者
日付: 2009/9/17 木曜日, 15:02:21

崎本議員が職員の自殺について書かれてあることを見つけ、迷ったあげく勇気をもって書かせていただくことにしました。

市長選も終わりました。
これから4年間、職員はまた行財政改革によって人員削減を行われ忙しく追いつめられる毎日が続くと思われます。
職員採用凍結が3年もの間行われ、職場の職員は一人二人と減らされていっております。
これから先が不安でなりません。

今現在20代の職員が何人いるのでしょうか。
私の知るところではほとんどの職員が30代以上だと思います。
政令市となり業務は大幅に増加。
かつ業務は複雑化。
職員採用凍結による市職員の高齢化、政令市移行による業務の大幅増、業務の複雑化による事務量の増加。
この3点で職員への負担は重くのしかかってきています。
昔の職員のイメージを持っておられる方も多いと思いますが、今はそうではないことを知っていただきたいです。
職員も仕事をこなすことに必死になっています。
が、しかし、以上の3点から仕事は全く減らず、こなしきれない状況に追い込まれています。
市民の要望に応えようにも応えきれないでいるのが現状です。

実は私は持病があり、それとは別にうつ病となりました。
うつ病となった原因には、職員の減にあります。
採用凍結により職員が減らされたことが原因となっています。
以来、今もまだ病院へ通院しているのが現状です。
自殺について考えたこともよくあります。
しかし今まで頑張ってこれたのは、自分がうつ病であるということを認識し、家族や現在の職場の理解があったからだと思っています。

職員の自殺については誰もが驚きました。
私が最初に聞いた時には、その情報を疑うしかありませんでした。
その職員は活力ある仕事熱心な職員だったからです。
自分がうつ病であることを認めたくなかったのか、それとも気付かなかったのかはわかりません。
その職員が自殺してしまったのはいつも自分が強気でいたために誰にも相談することなく最後の決断を自分で下したのかもしれません。
その職員が自殺してからまだ4カ月弱ですが、私はその職員のことを一生忘れることはないでしょう。

職員は今、自分の健康状態に不安を抱えている人が多数おります。
疲れがとれない、やりがいがなくなってきたと思う職員もいます。
これで、活力ある岡山市を目指せるのでしょうか。
5年後、10年後の岡山市に未来があるのでしょうか。

自殺した職員の冥福を祈り、そして届かぬ職員の声を皆さんにも聞いていただきたい...