ドラマ「ゾウのはな子」を見た―涙が出た
8月になり、「戦争の悲惨を伝え、考えさせられる」ドラマ・番組がふえた。
8/4放映の「ゾウの花子」もその1つ。1933年(昭和18年)上野動物園の猛獣は全て殺されたという。実話を基にしたこのドラマは、戦中、戦後を通して、飼育係の目から「命」を考えさせてくれた。私は涙が止まらなかった。
ゾウは「飢死」させられた。心に残った言葉をいくつか…
「人間の勝手で遠い国に連れてこられて、人間の勝手ではじめた戦争で殺される」
「ゾウは涙を流して泣くんだ」
動物が大好きで選んだ飼育係という仕事、動物の生命を救うためになった獣医という仕事が、本来とは全く逆の「殺す」役割に変えさせられる。それが戦争という狂気…。
ゾウの涙が戦争のむごさを告発していた。戦争は政治が、人が起こすものだ。ならば人のカで防ぐことはできるはず!!
「ゾウのはな子」は「命は何より大切」という私の信条を刺激し、エネルギ―をくれるいいドラマだった。