一人で悩まないで

08年12月3日 | とし子からの手紙

師走である。相談は、後を絶たない。とりわけ年末は、経済的な相談が多い。

Aさんは、一人暮らし、今も仕事を続けている63歳。2年前に交通事故に会い、後遺症で立ち仕事がつらくなっている。時々店を休むこともあるので、収入が減っている。年金は6万円に足りない。

ある日、国保と介護保険の督促状がとどいた。まさに「赤紙」である。(岡山市はピンクの用紙を使っている)これまで滞納はしたことがなかったが、やりくりができず保険料を滞納していた・・・。

Aさんは自責の念にかられ、どうしたらいいかと思い悩むようになった。考えてもいい方法はみつからない。市役所の敷居は高かった。いっそ自殺して県民共済で完済できるかも・・・と毎日ロープを持ち歩いていた・・・。

そんな時共産党の生活相談を知り、はじめて足を運んだ。

Aさんの顔色は悪く、表情も暗かった。「よく眠れていますか」とたずねると、「眠れない・・」と。

持病の糖尿病の治療もお金がかかり、追い詰められていた。「よかった話しやすいひとで・・・」とAさんははじめて笑った。

あれこれ話をきき、市役所へ同行。分割納付と減免制度の活用ができた。相談に来た日、久しぶりに眠れたときいた。「とにかく体が1番ですよ。かぜひかないように・・・」と声をかけて分かれた。

一人で悩まないで相談しよう。相談場所はいろいろある。どの人にも相談の場所を・・とわたしはしくみづくりにとりくんできた。民間でもどこでも活用していこう。生きる道は必ず見つかる。

私は大2,4木曜日の午後6?7時に生活、市政相談を受けている。