今日は、義父の命日
17年前の今日、義父がなくなった。今日は法要の日だ。
23年8ヶ月、脳梗塞の後遺症をかかえながら、そのほとんどを在宅介護で支え、生き抜いた人であった。左半身マヒの体で、介護が必要だった。介護保険のない時代で、家族がみんなで支えたけれど、母が大変な苦労をした。
この経験が私にとっては、この町の介護政策を考えるベースになった。どんな条件があれば、在宅介護が可能なのか、何もないところから清潔、栄養、排泄、環境など看護の知識をもとに考え出し、政策化して提案を重ねた。施設整備も提言してきた。
介護保険が出来たとき、「家族介護」の過重負担の解消を期待したが、今では当初の理念はどこえやら・・・。利用料の過重負担で保険料は天引きされるのに、サービスの利用ができない。政府は、以前よりも介護にかかる税金を減らしている。国によるサギ行為である。
今、全国の自治体では、第4次かいご福祉計画の策定中だ。来年4月からの介護保険料をきめる計画である。これに声を届けていかなくてはならない。
義父の命日に、あらためて介護政策の必要性を思っている。